夏の出来事


最近、芸能人・有名人の方々は皆さんブログをお持ちらしい。
なんと「あるよ〜」でお馴染みの田中要次さんも相当マメなブロガーのようだ。


そろそろ書かなきゃなぁなんて思いつつ、この夏はこれでもかというほど大きなことが次々と起きて、とうとう秋になってしまった。

まず祖母が認知症の人たちのための介護施設に入所した。本人はきっと何がなんだかわからず、何故家で暮らせないのかと思っているかもしれない。でも、最近の祖母の様子では家で留守番をさせていることも危なくなってきていたので苦渋の選択だった。
その後、父に大きな病気が見つかった。最初は大腸ポリープが疑われたが、再検査でそれが癌だとわかった。CTでは横行結腸のところが癌で細くなっているのがはっきり見えており、近くのリンパ腺への転移も微妙なところだった。
ステージで言うと(大腸がんの場合はDukes分類というのも使われる)2期〜3期であるとのこと。大腸がんの治療の第一選択は外科手術で、通常は3時間程度で済むものだが、父の場合は以前に受けた心臓弁置換手術以降に飲み続けなければならない薬(ワーファリン)の影響の為、他の人より前後の処置が必要になった。
(ワーファリンは血液の凝固を防ぐ薬で、いったん出血するとなかなか止まらなくなる)幸い手術は無事完了し、約1週間後に退院。食事制限がかなりあるが自宅療養している。


そして入院直前の慌しい中、友人が39歳で急逝した。お互いの母親同士が同じ生年月日であることから親しくなり、学校では先輩と後輩の間柄だったが、学校外では食事やコンサートに行ったり、カセットテープの交換をしたり、長年家族のようなお付き合いのある人だった。どんな人でもいつかは別れなければならないとわかっていても、こんなに急に逝ってしまうなんて思いもよらなかった。告別式の間、本当は今頃よく行っていた電気屋さんにいて、後でひょっこり顔を出すんじゃないかという気すらした。最近は会う機会が以前よりは減っていたのだけど、こんなことならもっと連絡とっていればよかったなぁ。お別れの最後にお顔を初めて触らせていただいて、その感触が今でも忘れられない。とても安らかなお顔だった。彼の死で私の青春時代が終わったと思った。


大きな出来事(しかもあまり良いとはいえない)が次から次へ起き、気づいたら秋に近づいていた。今年の残りの4ヶ月は良いことがありますように。