Mr. & Mrs. Smith

いよいよ１２月３日、日本公開ですね。一足先にレビューを届けします。

郊外に暮らす平凡な夫婦、ジョン（ブラッド・ピット）とジェーン（アンジェリーナ・ジョリー）。実は、2人は凄腕の殺し屋という裏の顔をそれぞれ持っているが、相手の秘密を知らずに平静を装って生活している。しかも、彼らは敵対する組織に属しており、やがてジョンとジェーンは互いを暗殺するよう組織から命令されるが……。

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これ、ぜひ観てください！！
ストーリーを追いつつ、どうやってこの興奮を表現しようかずっと考えていました。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが競演するだけでもワクワクするのに（個人的にはブラピとジュリア・ロバーツの組み合わせより断然いいと思う！）、夫婦二人が揃って暗殺者だなんて！

見所はいくつかあります。そのうちのひとつは、出会って何年目かという質問にジョンが「５年」と答えるが、ジュリアがすかさず「６年よ」という。結婚して何年目かという問いにもやっぱりジョンが「５年」、ジュリアが即座に「６年」と答える。そしてそれがもう一回。こういうシチュエーションってどんなカップルにでもありそうです。
その次は夫婦が家の中で銃を撃ち合うところ。「ぶっぱなす」という表現がぴったりくるぐらい本当に撃ちまくってくれます。そして、殴る蹴る、投げ飛ばす、それでも死なない二人。この夫婦って「こんなもんで妻（夫）は死なない」という妙な信頼関係が成り立っているのだなと思いますね。
美しいと思ったシーンは、最後に敵と撃ち合うシーンでのまるでダンスのような動き。何度かダンスシーンが出てきますが、それよりも美しく、ラブシーンよりもむしろこちらのほうが艶かしいんじゃないかと思うくらいです。
そして全体と通して奥さんのほうが頭脳も技も上だということ。そして二人の力関係の上でも（笑）
強くて美しい、いい夫婦です。
純粋なアクションだけでなく、ところどころコメディが入っているので好き嫌いはあるかと思いますが、娯楽作品として観て欲しい映画です。

ＤＶＤはアメリカ・カナダ版が既に発売。
（日本公開がずいぶん遅いのは何故でしょうね）

(2005年/アメリカ)
原題：Mr. & Mrs. Smith
監督：ダグ・リーマン
出演：ブラッド・ピット／アンジェリーナ・ジョリー／アダム・ブロディ