言葉の背景を知ること


日本語にはなくて多くのヨーロッパ系の言語にはあるもの、それは単数形と複数形の区別です。
単数形と複数形の使い方の間違いは会話上では些細なものですが、私は英会話レッスンで度々指摘されているので、単数形と複数形の区別は当たり前でかつ重要なものと捉えられているのでしょう。
何故そんな面倒な方法を彼らは取ったのか、疑問に思って検索したところ、ひとつのヒントが見つかりました。
http://homepage1.nifty.com/eigogakushu/eigo4.htm


このサイトには他にもたくさんの興味深い記事があるので、少しずつ読んでみようと思います。
http://homepage1.nifty.com/eigogakushu/index.htm


さて、これらのことを学校で教えてもらった経験がある人はいったいどのくらいいるでしょう。日本の学校で習う英語は文法・受験・暗記中心、最近は会話に力を入れているところもあるようですが、どうしてその言語の背景にまで触れないのでしょうか。
外国語を学ぶことはその国の文化的背景を学ぶことと同義語だと私は思います。もちろん言葉はツール(道具)なのでコミュニケーションが出来さえすれば問題ないという考え方もあります。それでもいいのかもしれません。でもその言葉を使う人たちがどのように考え、どのような理由でそうなのかを知ることで、その言葉がもっと活き活きとするように思うのです。彼らの考え方が理解できれば言葉に表れていないものも読み取ることが出来るし、コミュニケーションがもっとスムーズになります。
何よりも単純に「これは単数形だからdog」「これは複数形だからdogs」なんて機械的に覚えることなく、もっと自然な形で使えるようになるはずです。
学校教育では時間数の関係で十分な外国語学習が出来ないかもしれません。あまり使われないものは削ってその代わりに言葉の文化的背景を少しでも取り入れたら外国語学習はもっと面白いものになっていると思います。