頑張れ、ソニーさん

rubbylove2005-09-24



ソニー1万人削減、11拠点を閉鎖…中期経営計画


経営方針説明会で話をするソニーのストリンガー会長と中鉢社長 デジタル家電などの不振に直面しているソニーは22日、6月に誕生したハワード・ストリンガー会長兼最高経営責任者(CEO)体制の基本戦略となる中期経営計画を発表した。

 2007年度末までに、全世界の従業員の約7%に当たる1万人の人員削減や全世界に65か所ある製造拠点を11か所閉鎖するなど、事業の選択と集中を急ぎ、2000億円のコスト削減を図ることなどが柱だ。

 事業部門ごとに独立性が強いカンパニー制の廃止など、不振の原因であるテレビなどのエレクトロニクス事業の抜本的な立て直しに向け、同事業の意思決定権を中鉢良治社長に集中させて経営判断の迅速化を図る。

 一連のリストラと構造改革で、ソニーは07年度の連結売上高が8兆円以上、連結営業利益率5%の達成を目指すが、リストラ関連費用の増加で、2006年3月期連結決算では、税引き後利益が11年ぶりに赤字となる見通しだ。

 計画は05〜07年度が対象。事業分野では、エレクトロニクス事業の15の不採算部門を縮小や売却する。

(2005年9月22日23時45分 読売新聞)


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ソニーの営業成績が不振だというのはアメリカに住む友達から聞いていた。アメリカのテレビ生産はまだブラウン管が主流だそうで、こればかりが直接の原因かどうかはわからないが、工場も閉鎖になるのだそうだ。
しかしこういう大規模リストラであっても、恐らくアメリカ人は日本人ほどの打撃は受けないのだろうと思う。何故ならアメリカは数年単位での転職が当たり前であり、リストラに対する危機感もあるので投資の技術をもっているのだ。
日本でも終身雇用を止めようという動きはあるが、たぶん根付かないだろう。何故なら受け皿がないからだ。日本で「リストラ」は敗北を意味する。日本では、敗北者には道がない。
社員だけでなく多くの下請け会社も廃業を余儀なくされるだろう。


また、終身雇用制度の中途半端な崩壊と、コストが安く済む業務海外委託で熟練技術者が育たない。優秀な頭脳は海外へ流れる。
日本の将来はどうなるのでしょうね。


そういえばソニーには普段からお世話になっている。
かつて所有していたステレオ、今でも使っているテレビ、ビデオ、PS2、オーディオ用のちょっと高いヘッドフォンまでソニーだ。
ソニーといえばウォークマン。わたしは「カセットウォークマン」の世代だ。毎日のようにお世話になった。真っ赤なウォークマンで「シャカタク」や「ノーランズ」を聴いた。
う〜〜ん、明日ウォークマンをみてこようかなぁ。あ、もちろん「デジタル」のね。