やっかいな心

rubbylove2005-09-16



わたしの中にはやっかいな心が住んでいる。自分でも、もてあましてしまう。けれど追い出すことが出来ない。


それは孤独感だ。物理的に人が回りにいるかいないかは関係ない。むしろ大勢の中にいることのほうが強く感じるかもしれない。好きな人がいるときにでさえそういうものを感じるときがある。誰かに傍にいてと言いたいくせに言えなくて、何でもないふりをしているから性質が悪い。


わたしは人の顔色を伺うところがある。それはたぶん家庭環境から来ている。学校教育の中にもあったかもしれない。家庭や学校ではいつも大人であることを要求されてきた。社会から区別や差別をされていると感じているせいもあるかもしれない。
いつも人から期待されているわたしでいなくてはなからなかった。嫌われたくない、嫌われないようにしなくちゃと、そんなふうにして生きている。嫌われて人が離れていくとわたしは生活の機能を失うだろうという危機感がある。本当はこうしたいと自分で思っていても我慢をしている。それが生きる術だと思っている。


だから甘えたいときや辛いときに傍にいて欲しいと素直に言うことができない。人には人のスケジュールがあり、やりたいことがあり、それを邪魔してはいけない、迷惑をかけてはいけないと思っている。心のままに相手に向かうと嫌われるのじゃないかと思っている。相手を引き止めたり束縛したら嫌われると思っている。


だけど本当は寂しくてたまらない。甘えたい。傍にいて欲しい。



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使用写真 http://www.elliy.com/